静電気とは
一般的にプラスチックなどの絶縁体(電気を通さないもの)は、こすれ合い(接触・摩擦)などした場合、表面に静電気が溜まりやすくなります。溜まった静電気エネルギーは大きくて、人間もビリっとしますが、対策が行われていないと電子部品などは壊れます。
帯電防止剤とは
静電気を帯びる状態(帯電)を防止するのが、帯電防止剤です。
これらには、さまざまな仕組みの物があります。
一般的な例として「界面活性剤」を使用したものがあります。このタイプは、空気中の水分を利用することで、短期間の静電気防止効果を期待しています。
他には、「導電性金属酸化物」を使用したものがあります。これは金属酸化物を使用している為、物理的に破壊されない限り、半永久的な静電気防止効果が期待できます。
★ 弊社の帯電防止剤は、金属酸化物(ATO型)を使用しており、半永久的に性能を維持しコストパフォーマンスに優れます。
帯電防止剤の性能比較表
金属酸化物 | 導電ポリマー | カーボンブラック (練り込み等) | 界面活性剤 (練り込み等) | ||
(ATO) | (ITO) | ||||
表面抵抗 | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 | △ |
透明性 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
耐久性 | ◎ | ◎ | △ | ◎ | △ |
価格 | 〇 | △ | 〇 | 〇 | ◎ |
特徴 | ・湿度依存性無 ・耐久性高い ★ 参照 | ・湿度依存性無 ・耐久性高い ・比較的高価 | ・耐久性低い | ・湿度依存性無 ・耐久性高い | ・湿度依存性有 ・耐久性低い ・普及タイプ |
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